ポルシェ パナメーラ ヘッドライトレンズ内側結露・曇り除去修理/ヘッドライト殻割り/レンズ内側クリーニング/車両持込施工/神奈川県K様
神奈川県よりポルシェ パナメーラ ヘッドライトレンズ内側結露修理 ヘッドライト殻割り施工。
★施工内容★
・ヘッドライト殻割り
・ヘッドライトリペア(クラリティリペア)
↪︎(ヘッドライト研磨、ヘッドライトスチーム施工)
ご入庫時のヘッドライト内部の状態。ヘッドライト内部全体に結露の跡を確認。ポルシェ パナメーラでこの症状になるのは考えられない為、何かしらの破損箇所、レンズとハウジングの隙間が原因でないと起こり得ない症状の様子。今回の依頼内容にレンズ外側のリペアもあるため先にその作業を行っていきます。
【ヘッドライトレンズ外側のリペアとは】
ポリカーボネート樹脂で製造されたヘッドライト表面には外的要因から守るためにハードコート処理がされています。日々のヘッドライトの使用や太陽光による紫外線の影響でレンズ表面が黄ばみ・白濁・クラック（レンズ表面に無数の細かい傷）の症状が経年劣化したヘッドライトに現れます。劣化したハードコートを研磨で全て除去し、スチームコートを施しレンズ表面の透明度を復元させます。国産車、輸入車ではハードコート処理が異なる為リペア方法も車種、レンズ表面の劣化状況にあったRISH独自のリペア技術で施工し抜群の耐久性能を持たせます。
ヘッドライト表面を番手の粗い#600~で劣化したハードコートを研磨し、除去していきます。ハードコートが全体除去ができたら#800,#1200,#2000と番手を細くして研磨傷を全体的にならして研磨していきます。研磨が完了したらヘッドライトを外し室内にてスチームコートを表面に行っていきます。ポルシェはバンパーを外さなくてもヘッドライトのみが外れるので整備性がかなり良く作業が捗ります。(現行モデルGT3等はバンパーを外さないと外れない)
スチームコート施工後のレンズ内側の様子。研磨前より鮮明に内部の結露の水滴跡がくっきりと映り込んでいます。どこが原因か確認していきます。
上記の写真は今回の結露の原因になっていた右側のヘッドライトのお写真。何かで手をくわられている状態を確認。おそらく結露を抑えようとして何かしら手を加えた模様。これでは結露は治らないため原因がわかりましたので作業を再開します。下記の写真は反対側の何も手を加えられていないヘッドライト。
【ヘッドライト殻割り作業】
殻割りとは、レンズ、インナーパーツ、本体の3層構造になっているヘッドライトを分解する作業のことで、内部結露のクリーニング時、カスタムに必要とされる作業になります。ただし、ヘッドライト内部を濡らしてしまうと、電装系がショートしてしまう危険もあり密閉されているヘッドライトですので分解は職人でも難易度の高い作業となります。最近の自動車のヘッドライトには、熱分解ではなく、非熱分解で製造されているものも多く、ゴムや溶着といった熱では分解できない構造になっています。その様なヘッドライトはヒートガンを用いても殻割りできない為、超音波カッターでレンズとユニット本体を分離していく作業になります。単純に切るのではなく、殻を閉じる事も考慮してカットしていくため、断面を均一にカットすることが必須になります。殻割り後、レンズ内側クリーニングに移行します。
【レンズ内側クリーニング(レンズ内側結露、曇り修理)】
レンズ内側クリーニング前の状態。レンズ単体で見るとレンズの曇り具合が一目瞭然。水滴の跡は水拭きしても落ちないまたは綺麗にはなりません。レンズ内側の研磨作業を行いスチームクリーニングを行います。内側の研磨は外側とは全く研磨方法が変わるため、知識のないまま下手に研磨など行い失敗すると二度と使えないレンズになってしまいますのでDIYでの施工はおすすめは致しません。
レンズ内側クリーニング後の状態。施工前とは見違えるほどの抜群の透明度。レンズ内側の研磨は特殊な方法での研磨になるためDIYで行うと透明度は生まれません。何度かお問い合わせでDIYで行い透明度が出ないなどでご依頼をいただく事があり、DIYでのレンズ内側の研磨は絶対に行なわず専門店での施工をおすすめ致します。
Before
After
Before
After
殻割りしたレンズを戻す作業、[殻閉じ]作業を行っていきます。超音波カッターで殻割りしたヘッドライトは超音波で切断面を溶着してレンズを殻閉じしていきます。まっすぐ断面を均一にカットしていくことが重要になってきます。波打った断面になってしまうと溶着する際にかなり難しい作業になってしまうため、超音波でカットする際も閉じる事を考えながら車種によってカットラインを見極めてカットを行っていきます。
【施工後の安心5年保証】
他店ではヘッドライト殻割り、殻閉じには基本的に保証が付かないケースが多く、せっかく施工したのに再結露、水が混入する事になった時、保証がないため再施工が効かなくそのまま使う羽目になる事も少なくありません。RISH独自の高い防水処理を施し皆様に施工後も安心してお使いになっていただくために、殻割り、殻閉じをしたヘッドライトに最大5年防水保証をお付けして施工致します。施工後、殻割りした部分からの水の侵入が確認できる場合、再施工させていただきますので保証書は大切に保管してください。
ヘッドライトの殻割りは職人でも難易度の高い作業です
そのため、D.I.Y.を楽しみたい方ならともかく、ドレスアップ自体が目的の場合は施工店に依頼するのがおすすめです。施工できる施工店は限られますが、確実な作業の上、防水保証付きサービスを備えている施工店がおすすめです。
ただし、超音波カッターのヘッドライトの分解は、作業の特殊性のため、要問い合わせくださいませ。
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